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脳神経外科で扱う疾患
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血、動静脈奇形、脳動脈狭窄症閉塞症、他)、脊髄疾患(頸椎症性脊髄症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍、脊椎圧迫骨折、がんの脊椎転移、脊髄動静脈婁、他)、脳腫瘍、パーキンソン病、てんかん
心臓血管内科で扱う疾患
高血圧症、脂質異常症、狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、不整脈、大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、他
内科で扱う疾患
高血圧症、質異常症、糖尿病、睡眠時無呼吸症候群、睡眠障害、花粉症、呼吸器疾患や消化器疾患のさまざまな症状、脳卒中後遺症、帯状疱疹、認知症、他
脳脊髄検診・脳ドック(予約制 保険外診療)
MRIを用いて、脳動脈瘤などの脳血管の異常、脳の状態を診断します。
また頸椎症、脊髄圧迫や、頸動脈の動脈硬化などを見つけます。
診断をうけるだけでなく、治療についての方針をよく相談できます。
脊髄疾患
1)頸椎症、後縦靭帯骨化症、脊柱管狭窄症などの頸椎手術
20年にわたって、頸部の筋肉の働きを大事に考え、すべての筋肉が骨についたままで脊柱管の中身を広げる手技(筋層構築的棘突起椎弓形成術)を考案し用いております。術後の頸の痛みや変形をなくしただけでなく、頸椎の生理的な姿勢、湾曲が改善し、術前になやましかった頸の筋肉痛が取れることは、高い確率です。個別の状況によって症状の改善の見通しは異なりますので、外来を受診してよく相談されるとよいでしょう。
2)脊髄腫瘍について
当グループにおいては脊髄腫瘍の症例が、強みとなります。
神経機能を温存する顕微鏡手術を行います。さらに当グループの手技の特徴としては、背骨の柔軟性、安定性のために重要な、筋肉と骨の働きを損なわない手術法で脊髄に到達することです。
脊髄髄内腫瘍は、下に示すように多様であり、病理診断の能力が重要です。
Aなら全摘出、Bなら摘出をあきらめて放射線治療などといったカテゴリーを当てはめる考えでは不十分です。当グループでは、神経腫瘍病理学に通じている者を内部に擁し、免疫組織化学と遺伝子・染色体解析の技術を使って、診断と治療方針の決定を行っています。脊髄の病変が腫瘍かどうか疑わしいときにも組織診断(バイオプシー)して治療方針を決める能力を備えています。腫瘍は、部位、大きさや種類によって、状況が異なり治療の経過も異なりますので、見通しの詳細についてはぜひ外来を受診されてご相談ください。
もちろん、手術中の神経伝導機能のモニタリングの態勢もとっておりますが、偽陽性になることも考え、この所見のみに偏重することなく、手術を行っております。
髄外腫瘍も、骨格筋肉を大切にすることは同じです。腫瘍が大きい場合、可動性をよく判断して、不必要に大きな背骨の破壊を避けるように留意しつつ摘出しています。
治療の必要性、時期に関しても判断力が重要です。詳細は外来でご相談ください。
3)脊髄空洞症―大後頭孔減圧術
空洞症は多くの場合、小脳の扁桃が下垂して、頭蓋の底部(大後頭孔)からはみ出して、頭蓋と脊椎の間での髄液の流れを妨げることで発生します(キアリ奇形)。ほかには、髄内腫瘍に伴う場合、外傷のあとなどでは癒着性クモ膜下炎によることもあり、まず診断が必要です。キアリ奇形に対しては標準的な治療法は、大後頭孔減圧術を行うことです。若い方に起こることが多く、頭の姿勢維持に大切な筋肉をいためることなく、有効な減圧をはかる方法を築き、治療しています。
4)腰部脊柱管狭窄症、すべり症、分離症、椎間板ヘルニアなどの腰椎手術
頸椎手術のための方法を腰椎用に改変し、筋肉を骨からはがすことなく、骨の操作も少なくし不安定性をきたすことのない手術を行っています。脳神経外科が得意とする顕微鏡手術を使って、骨と筋肉をすべて残しながら、神経の圧迫をとることを行っています。本来の力学的支持構造をすべて残すので、長期的に問題の多い金属インプラントによる固定を避けることができます。病態ごとに状況、手術の方法は異なりますので、外来で受診のうえ、判断ください。
心臓血管内科
不整脈、狭心症、心筋梗塞、動脈瘤など、心臓の病気全般についてご相談ください。
内科
内科全般にわたりご相談ください。必要に応じて対応できる医院、医師をご紹介します。
各種予防接種に対応します。
当院の手術件数
手術件数(年別)
※2021年度からはシンフォニー病院にて実施
2014年度 | 2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
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頸椎手術 | 51 | 92 | 80 | 81 | 77 | 96 | 81 |
腰椎手術 | 50 | 42 | 38 | 48 | 41 | 47 | 49 |
脊髄腫瘍手術 | 12 | 20 | 22 | 22 | 29 | 23 | 6 |
脊髄空洞症 | 4 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 5 |
脳腫瘍・脳血管障害手術 | 9 | 11 | 22 | 13 | 8 | 3 | 14 |
手根管開放術 | 4 | 4 | 3 | 8 | 4 | 5 | 8 |
その他 | 5 | 5 | 1 | 6 | 4 | 6 | 7 |
合計 | 135 | 177 | 167 | 178 | 165 | 182 | 170 |